愛、SOUL


「久々呼んだのが…あたし。」



あっ!つい思ってたことを…!



〝嬉しい〟と口が滑らないように

手で口を覆った。




「…だな。」



あぁ。今、

どんな顔してるのかな。



気になるけど…みれないなぁ。





もう、帰らなきゃ。




「あ、の、田崎。
 ジュースありがと。
 あたし帰んなきゃ。」



ホントは帰りたくないけど

さすがにお母さんが心配する。


連絡もしてないし。




「じゃ、送る。」



「ええッ!
 い、いーよぉ…!」



かぁーーーっと熱くなる。