時は1年と8ヶ月流れ、 春のあたたかい 風が吹いている。 「おーいっ! 京香ー!!」 「瑞希に安藤! こっちー!」 ここ、駅にて二人と 待ち合わせをしていた。 直人から電話で あの日のことを聞いた 安藤は、すごく 喜んでくれた。 やっぱ直人だな! そう言って笑い。 「やっとこの日じゃん! 京香ー泣くなよ?」 そう言って瑞希は 満面の笑みで見る。