「…ゃん…篠…」 安藤の声が遠い。 気失うの? 待って…だってまだ 直人と喋ってるのに! あれ?なに 喋ってたっけ。 「……安藤?」 「良かった! 気がついた! あ、まだ寝てなよ。」 ここは…公園のベンチか。 あれ、えっとあたし どうなった? そうだ。直人は…