愛、SOUL


「お前は一人で
 生きてるわけ
 じゃねぇ。

 ッもっと俺に
 頼れよ…!」





『お前がダチ
 だからなおさら
 言えねぇよ。』





「っっなんなんだよ!

 お前、家に
 電話してきたのだって、
 俺ん家の電話が
 かかってきた番号
 見れねぇって
 知ってたからだろ?

 教えてくれよ。
 俺に…。」





『…なんて言われても
 ムリなんだよ。
 
 頼みがある。
 京香を守ってほしい。』






「頼みってそれか…?
 言われる前から
 篠原ちゃんを
 見守ってるよ。」




『見守るんじゃなくて
 ちゃんと。
 あいつが
 悲しんでたら
 抱きしめてやって
 ほしい。
 お前に、京香を
 まかせたいんだ。』