なぜだろう。 まさか、と 思った。 「あぁ。昨日 ノート貸したやつ かな。なんで 名前言わなかった のかね!」 まさか、直人? 「ね。その子また かけ直すって 言ってたわよ。」 「わかった…!」 一階のは固定電話 だから、二階に 上がり、子機の 前で待った。 しばらく待ったら、 電話がかかってきた。