「すごいね。」 と笑う不二さん。 「へっへーん! 静香の言う通りやで。 オレらは有名になった! せやからこのデカい ライブに出る権利が あるんやで。」 びっくりしていた あたしとあみも、 静かに片岡さんを見る。 「ええか? このライブはだいぶ 昔から開催されとる。 これに出るのがバンドの 一つの夢やで。 これに出よう!」 「うん!」 「えぇ。」 「もちろん。」 「…はい!」