ひょおっとなった 自分の心臓を 落ち着かせる。 「俺は散々悩んで 苦しかったなぁ。」 「…じゃ、どうやって 答えだしたんですか?」 「うん。結局は、 相手が自分に尽くして くれてるかって事 なんだよね。 俺の彼女は俺の 為にたくさん自分の 欲求を我慢してたんだ。 ドラムに集中 出来るように、 ライブ近くなると デートどころか メールもしないって 言ってきたんだよ。 それで気づいた。 彼女は俺を 愛してくれてる、 大切にしてくれてる ってね。」 「―――わぁ…。」 すごい。その彼女。