それからは、打ち上げの日時

とか、別れのあいさつとかで

時間は過ぎていった。






「あっ直人だ…!」




廊下で静かに待つ

直人を見つけ、あたしは

一足先に帰ることにした。





「ばいばーぁい!
 きょぉかぁぁあ!
 元気でねぇっ!!」



クラス1のおてんば女が

号泣しながら手を振っていた。




そんな永遠の別れじゃ

ないんだから!





でも、なんだかんだ

このクラスが大好きだった

から、あたしも寂しい。






「うん!違うクラスでも
 元気でね!あと、
 ちゃんと将来のこと
 決めなよッ!」