ふーーーっと直人の 息でロウソクは一気に消えた。 部屋は月明かりに満ちる。 「直人、あたし、直人の幸せが あたしの幸せだって、はっきり 言い切れるよ。だから、直人も あたしの幸せをもらってね。」 「…俺、幸せだらけだ。」 「うん。あたしも。」 どちらからともなく、 キスをした。 長い、キス。 息が苦しくなるような。 胸が苦しくなるような。