泣かしてしまった 罪悪感で、何度も謝った。 そして家を出た。 鍵を閉めるように言って。 絶対見捨てない。 もしかしたら、俺はその言葉を ずっと待っていたのかもしれない。 「……っ。」 帰り道、俺は月を見上げ 篠原を思った。