扉を開けると、まるで違う世界にきたみたいな気分になった。 目の前には短い通路。 そして、もう一枚扉がある。 透明な通路の下には、水が流れていて。 まさに、“シークレットガーデン”みたいや。 なんで、寮の敷地にこんな場所が…? そんな疑問も生まれたが、とりあえず前の扉を開けてみることにした。 「おじゃましまーす…。」 ギィーっと少し古びた音をたてて扉が開く。 中をのぞくと、奥の方にピアノを弾く後ろ姿が見えた。