奏でる場所~SecretMelody~

~奏side~



はぁ…はぁ…。




奏は休憩所の端っこの椅子に腰をおろす。



――――会えると思ってた。



もしかしたら、陽輝も奏と同じ気持ちなんじゃないかって。



どっかで…期待してた。



でも、現実は…。



奏が久しぶりに見た陽輝は…。



知らない女と、キス…してたっ…。



どうして…?



あ…そっか…やっぱり…。



陽輝は奏の事が嫌いなんだ…。



そんなことを思っていると声が聞こえた。



「奏っっ!!」



愛しい、あなたの声…。



なんで…。



嫌いなくせに…



どうして追ってくるの…?



「どうして…。」



「奏に…会いたくて…。」



「自分から…振ったくせに…っ!!



…しかも…キス…!!」



「それは…ちがっっ…ゲホゲホッ!!」



「…!!陽…輝!?」