奏でる場所~SecretMelody~

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「宙、本当に大丈夫か?」



「だーかーらー、大丈夫だって!」



ひたすら待ち続けていた昼休みになり、運のいいことに、奏は委員会、陽輝は生徒会であたしは一人になることに。



これで、1人で非常階段に行ける!



「じゃあ、行ってくるからな!一人でどっかにいったらあかんで?」



「分かってるって。」



…どうせ、話はすぐに終わるだろうし…ね。



二人と別れてから、ちょっとして、あたしは非常階段に向かった。



そして、こわごわ扉を開ける。



すると、階段の踊り場にあたしを虐めているクラスの女子達がいた。



「あッ来た来たーっ。主役の登場だよ。」



「…あの、話…って?」



「あんたさー。いい加減うざいんだよねー?」



え…?



謝ってくれるんじゃ…



やだ…やめて…



「ほんと、さっさと消えてくれないかなぁー??」



じりじりと後ずさるあたしをみるみる取り囲んでゆく女子達。



「ちょ…何…痛ッ!!」



髪をわしづかみされ、身動きがとれなくなる。



そのまま、端に連れて行かれて女子達がニッと笑う。



…ドンッ!!!



…え?



大きな衝撃があったかと思うと、体が宙(ちゅう)に浮く。



落と…され…た…?



下を見ると、後少しでコンクリート。



嫌っっ!!



あたしは無我夢中で声を絞り出す。




だけど、何も声はでなくて。



…助けて…。



やだ…助けてよ…奏…ハルくん…拓斗…ッ!!