奏でる場所~SecretMelody~

何だったんだ、あいつら。


何処かにいくのは勝手だが、全員でかたにぶつかっていく必要は無いだろ。


考えは皆一緒って事か?


ちょっとした宣戦布告をされたのに笑ってしまったじゃないかw


教室に入ると、すぐに宙と陽輝が駆けつけて来た。



「大丈夫だった!?何もされてない!?」



「ああ。大丈夫だぞー」



そういうと、宙の目に涙がたまっていく。



「おっ…おい!?」



何か、奏、悪い事したか!?



「よかったよー…あたしの性で、奏に何かあったら、あたし…」



…宙…。



「奏だぞ!?何されても平気だ!」



「ははッ!痴漢を殴るぐらいやもんな!」



「う…うるさいぞ!!」



奏達の会話に宙の涙も止まり、一緒に笑う。



なぁ、宙?



奏を想って涙を流してくれるのはうれしいけど…



自分のための涙を流してもいいんだぞ?


宙は、自分一人で抱え込みすぎなんだ。


ちょっと天然な所もあるがそれは、人に自分のおもっていることを気付かせないため。


全て、宙の優しさなんだ。



だから奏は宙を裏切る事が出来ない。





奏は、今日一日中周りに注意をはらったけど、何も起こらなかった。



なんとか無事に授業も終わり、クラスメイトが鞄を持ってどんどん教室を出ていく。



宙を部活に送り出し、奏は一足先に寮へと帰った。