奏でる場所~SecretMelody~

「宙~?今日は上履き大丈夫か?」



「大丈夫!!新しいの持ってきたから!」



「そっか。よかった!今日から毎日持って帰った方がいいじゃないか?」



「だね!!」



昨日、話を聞いてから、はや次の日。



学校に着いた奏達は、すぐに宙の学校においてある持ち物を確認した。



今のところ、異常はないけど…



宙は、昨日話をしたからか、気分が軽くなったみたいで、今日の所は笑顔のままだ。




なのに…



「ねぇ、奏ちゃーん!!ちょっといい?」



パッと声の聞こえた方を振りかえると、数人のクラスの女子達がこっちに向かって歩いてきた。



きっと、あいつらが、宙をいじめてる奴らだな。



「ん?いいけど。…ごめん、宙、先行ってて?」



『陽輝の側にいてね。』



彼女達に気づかれないように、こそっと言うと、宙は首をコクんと縦に振り、小走りで教室へと向かって行く。



はぁ…。



もう、嫌な予感しかしないぞ?



それにさ、宙の事睨みすぎだって。



化粧で元から目が厳ついのに、そんな顔したらよけい怖いって。



あーますます、嫌な予感。