その日はいつもどおりだった。 あのときがくるまでは。 ―――。 眞希「ねぇ、真帆ー」 眞希があたしの机にむかってきながら話しかけてきた。 「んー?どーしたー?」 「んっとね、今日の部活なしだってー。さっき先生がいってたー」 「あー、おっけー」 そういって眞希は自分の席に戻って行った。 部活なしかー。 ま、パソコン部だからあってもなくてもどっちでもいいんだけどね。 今度ワープロ検定とかあるけど、あたしは早打ちは得意だから楽勝。 自信満々でも油断は禁物。ってことは肝に銘じてるから大丈夫。