輝先輩と美緒先輩のほうをちらっと見ると、美緒先輩が輝先輩の肩に触れていた。 ちくん…、ちくん…。 まるで針にさされたような、そんな痛みが体中にはしった。 うそ。本当は痛みなんてない。 そう錯覚させるような、そんな心の痛み。 初めての嫉妬。 初めての痛み。 初めての気持ち。 輝先輩、 あたしは輝先輩の心にいますか…?