「聖夏、明日から転入生が来る。世話になってるとこの息子さんだ。お前と同じクラスにしといた。校内の案内をしてやってくれ。それだけだ。」 普通と違う私たち親子。 会話なんてものはしない。 必要最低限のことを話すだけ。 てか、拒否権はないのね。 いつものことだけど。 わかりましただけ告げるとお父様は部屋から出ていった。 愛情を感じたことなんてない。