「まぁまぁツキヨさんを王都に送るかどうかはツキヨさん本人に聞こうよ。」

すごくまともな答えが返ってきた。

驚いて、ナターシャさんを見つめる。

「なんかボクの顔についてる?」

ボクっ娘!

いやいやいやいや
そうじゃなくてね。

「勇者とか言われて初めてまともな答えを聞いたような。」

今度はナターシャさんが驚く。

「今までどんな旅を。」

しばらくしてナターシャさんは
苦い表情になり

「イルルと愉快な仲間たちだと仕方ないかも…。」

とつぶやいて
エクトプラズム込みのため息を吐いた。