「銃ももらったし、練習するか。」

俺はボソリとつぶやくと
訓練場に入った。



「らっしゃい。1時間銅貨1枚。」

人相の悪い店主が
俺を睨みながら投げやりに言った。

俺は練習ができればいいので
店主が無愛想かどうかは
どうでもいいかな。

俺が銅貨を弾いて投げると
店主の手のひらの上に落ちた。

ナイスコントロール!

店主が少し驚いたのでドヤ顔になる。

「訓練用の銃と弾はそこに立て掛けてあるやつだ。」

最初から丸見えだったんで
説明はいらないけど
おとなしく聞いておく。

俺は銃を何本か持ってみて
その中から適当なやつを選んで
訓練を開始した。