「もっといたぶってぇえぇ!」

ヘヴン状態で這い寄ってくる男に
恐怖を隠せない。

俺は光溢れる地上に飛び出した!

その瞬間、

「くれてやる!」

リーヴェの指が光る。
その光が魔族のボスの眉間に直撃する。

魔族のボスは動かなくなった。

「はー…助かった…?」

「とりあえずコレ、市民軍か教会に引き渡そうぜ…。」

イルルの提案に反対する理由は皆無だった。

この魔族のボスが暴走したことで
鉱山から魔族がいなくなったのだが、
それが発覚するのはもう少し後の話になる。

とりあえず、
ドタバタしすぎたが
メルスベルク鉱山は
人間の手に戻ってきたのだった。