魔族のボスが目を覚ますのを待つ。

リーヴェは絶対、麻痺毒だけじゃなくて
睡眠薬もぶちこんでる…。

睡眠薬は少量だったのか
割とすぐに魔族のボスは目を覚ました。

「さて、どうしてくれようか。」

イルルが刀の柄に右手を添えて
wktkしている。

「えーっと…、」

なんて話しかければいいんだ?

「何故ここにいるのかわかりますか?」

「「どこのGMだよっ!?」」

ダブルツッコミをくらったけど
気にしない。

「それ聞くなら、何故ここで縛られてるのかわかりますか、だろ?」

そう言いながらリーヴェは
魔族のボスのオデコに
緑で模様が書かれた札を貼った。

「もしかして市民兵のカタキウチかいな?」

麻痺がちゃんと効いてるのか
不安になるくらい
すらすらとしゃべる。

「市民兵に手傷は負わせたけど、殺した覚えはないんやけどな?」

「殺さなきゃいいと思ってるのか?」

「ちょっと違うな…。」

魔族のボスが否定する。