勇者34歳

「このわたしが、それで倒せるとでも?」

傲慢のサキはコウモリのような翼を出して
空中に浮いていた。

しかし、片腕と片脚を失っている。
血と一緒に、闇色の煙が傷口から出ている。

ヤバい、殺し損ねた?!

「レグナくんとリーヴェを!」

効果範囲が大きい魔術や
効果が高い魔術は
使った後しばらく動けなくなるらしい。

滅魔術はどうなってるのか知らない。

「七罪に楯突くのがどういうことかわからないようね、そこの半端魔族は。」

えっ?

リーヴェのこと?

「な、!」

「何だと?!」

レグナくんとラウザが動揺する。
誰のことかわかってない。

そうだよな、わざわざ言ってないしな。

「そんなのどうでもいいからこいつ倒そう!」