「イルル!」
「叫ぶなぽこぽん!俺は大丈夫だ!それより早く部屋に入れ!」
イルルの声が聞こえた!
が。
イルルは魔符を使ったのか、
おそらく人の体重を支えられそうにない細さの
紐状の物体の上に立っていた。
紐は七色に光っているので、魔符で間違いないんだろうけど…。
そして、その紐は地面に接している。
あまりにも重力という絶対的な力を無視した状態に
俺は呆気に取られた。
「いいから、部屋に!あああああ??!」
イルルの絶叫の理由は。
俺が
ベランダから、落ちたから。
俺の体が放り出されて、宙に浮いていた。
それを認識すると、同時に。
あ、俺、死んだわ…。
あまりにも冷静に、俺はそう思った。
「叫ぶなぽこぽん!俺は大丈夫だ!それより早く部屋に入れ!」
イルルの声が聞こえた!
が。
イルルは魔符を使ったのか、
おそらく人の体重を支えられそうにない細さの
紐状の物体の上に立っていた。
紐は七色に光っているので、魔符で間違いないんだろうけど…。
そして、その紐は地面に接している。
あまりにも重力という絶対的な力を無視した状態に
俺は呆気に取られた。
「いいから、部屋に!あああああ??!」
イルルの絶叫の理由は。
俺が
ベランダから、落ちたから。
俺の体が放り出されて、宙に浮いていた。
それを認識すると、同時に。
あ、俺、死んだわ…。
あまりにも冷静に、俺はそう思った。

