「あー、落ちてしもたか。」
敵だから当然と言えば当然なんだけど、
魔族は平然としている。
「イルル!」
俺はイルルの名を呼ぶが応答はない。
しかし、地面に落ちた音も聞こえなかった。
どこかに引っ掛かっているのだろうか?
「滅する!」
ラウザが、魔族が立っている場所を囲むように
魔符を投げる。
そしてラウザの刀から、円形の
光る模様が現れ 魔族にぶつかった。
しかしラウザの魔符は
ベランダを破壊してしまった。
ちょ、破壊するもの間違ってない?
なんでベランダ壊しちゃってんのー?!
ミシミシと、乾いた木材が割れる独特の音が響く。
あまりにもうるさすぎて、
近くの建物から人が出てくる。
もう近所迷惑がどうこう言ってる場合じゃなさそうだ。
でも、俺のせいじゃないからな。
俺は、イルルの姿を探して、
崩壊しかけたベランダの端を探す。
俺は、実は高所恐怖症だが、
ベランダが崩れ落ちると、
木材の下敷きになりイルルは助からない。
己の恐怖を理性で抑えつけ、イルルを探す。
敵だから当然と言えば当然なんだけど、
魔族は平然としている。
「イルル!」
俺はイルルの名を呼ぶが応答はない。
しかし、地面に落ちた音も聞こえなかった。
どこかに引っ掛かっているのだろうか?
「滅する!」
ラウザが、魔族が立っている場所を囲むように
魔符を投げる。
そしてラウザの刀から、円形の
光る模様が現れ 魔族にぶつかった。
しかしラウザの魔符は
ベランダを破壊してしまった。
ちょ、破壊するもの間違ってない?
なんでベランダ壊しちゃってんのー?!
ミシミシと、乾いた木材が割れる独特の音が響く。
あまりにもうるさすぎて、
近くの建物から人が出てくる。
もう近所迷惑がどうこう言ってる場合じゃなさそうだ。
でも、俺のせいじゃないからな。
俺は、イルルの姿を探して、
崩壊しかけたベランダの端を探す。
俺は、実は高所恐怖症だが、
ベランダが崩れ落ちると、
木材の下敷きになりイルルは助からない。
己の恐怖を理性で抑えつけ、イルルを探す。

