ドスッ!
突然、魔族が前のめりに倒れる。
うつ伏せに倒れた魔族の背にまたがっているのは。
「イルル!」
「イルル、魔符で縛って!」
ラウザが叫ぶ。
イルルは紙切れを取り出して、静かに、何か一言、呟いた。
ただの紙切れが七色に光って紐状に伸びる。
そして、魔族を拘束していく。
が。
縛りかたが
少々いかがわしく見えるのは気のせいだろうか…。
しかし、それよりも…これは魔法か?
イルルが魔法を使える可能性があるのは
知ってるけど
たった数時間で身に付くとは思えない。
「驚いてるみたいだけど、これは魔族狩りの力の一部。魔法じゃないよ。魔符がなかったら使えないし。」
俺の不審そうな顔を見たラウザが勝手に解説してくれた。
「なんか縛られてる感覚がないんやけど動けへんねん。」
魔族は不満そうだ。
こいつを満足させる必要はないから
全然いいんだけどね。
「イルル、縄で攻撃するイメージを強く浮かべて。」
ラウザがイルルに指示を出す。
イルルは目を閉じた。
無表情だが指示にしたがっているようだ。
10秒も経たないうちに、魔族から闇が溶け出していく。
割と強めの魔族に見えるけど、
まさか、倒せる…のか?
「さすがに初心者の練習相手としては強すぎるかな。」
イルルの性格を
知っているのか知らないのかはわからないけど、
ラウザがイルルを煽る。
しかし、闇が溶け出していってる割には
ダメージを与えていないようにしか見えないんだけど。
魔族も、なんか平然としてるし。
「死ねよっ…!」
イルルがボソリと呟く。
そして、七色の光が弾けた。
突然、魔族が前のめりに倒れる。
うつ伏せに倒れた魔族の背にまたがっているのは。
「イルル!」
「イルル、魔符で縛って!」
ラウザが叫ぶ。
イルルは紙切れを取り出して、静かに、何か一言、呟いた。
ただの紙切れが七色に光って紐状に伸びる。
そして、魔族を拘束していく。
が。
縛りかたが
少々いかがわしく見えるのは気のせいだろうか…。
しかし、それよりも…これは魔法か?
イルルが魔法を使える可能性があるのは
知ってるけど
たった数時間で身に付くとは思えない。
「驚いてるみたいだけど、これは魔族狩りの力の一部。魔法じゃないよ。魔符がなかったら使えないし。」
俺の不審そうな顔を見たラウザが勝手に解説してくれた。
「なんか縛られてる感覚がないんやけど動けへんねん。」
魔族は不満そうだ。
こいつを満足させる必要はないから
全然いいんだけどね。
「イルル、縄で攻撃するイメージを強く浮かべて。」
ラウザがイルルに指示を出す。
イルルは目を閉じた。
無表情だが指示にしたがっているようだ。
10秒も経たないうちに、魔族から闇が溶け出していく。
割と強めの魔族に見えるけど、
まさか、倒せる…のか?
「さすがに初心者の練習相手としては強すぎるかな。」
イルルの性格を
知っているのか知らないのかはわからないけど、
ラウザがイルルを煽る。
しかし、闇が溶け出していってる割には
ダメージを与えていないようにしか見えないんだけど。
魔族も、なんか平然としてるし。
「死ねよっ…!」
イルルがボソリと呟く。
そして、七色の光が弾けた。

