「知り合いじゃないし…。」
俺はエクトプラズムを吐きながら
ラウザに答える。
「でも、追ってきたって言ってるけど。」
違う違う断じて違う。
「酷いわー勇者さん。ワイを弄ぶだけ弄んで捨てたんやな?」
泣き真似を始める魔族。
「えっ?!ぽこぽん、そんな関係だったのか?」
信じるなよイルル!
「確かに美形ではあるからわからなくもないが…。」
ラウザ!納得しないで!
「滅していいから。全力で。」
俺、マジで気持ち悪くなってきたんだけど。
吐きそう。
「あんなに甘い夜を過ごしたのに…。」
砂粒ほどもそんな記憶はない。
「銃で撃ち抜かれたあの痛み…忘れられへんねん。」
えっ?!
それは身に覚えがあるんだけど
それって欠片も甘くないよね?!
全力で、鉄錆の味とかそんな夜だよね?!
「知人かもしれないけど、キモいから滅するわ…。」
ラウザはげっそりした顔で二本の刀を構える。
げっそりした顔だけど殺気だけはキレッキレだ。
どういう精神状態なのか、後で感想聞いてみたい。
あれ?そういえばイルルが見当たらないな。
さっきまでラウザの横にいたような。
俺はエクトプラズムを吐きながら
ラウザに答える。
「でも、追ってきたって言ってるけど。」
違う違う断じて違う。
「酷いわー勇者さん。ワイを弄ぶだけ弄んで捨てたんやな?」
泣き真似を始める魔族。
「えっ?!ぽこぽん、そんな関係だったのか?」
信じるなよイルル!
「確かに美形ではあるからわからなくもないが…。」
ラウザ!納得しないで!
「滅していいから。全力で。」
俺、マジで気持ち悪くなってきたんだけど。
吐きそう。
「あんなに甘い夜を過ごしたのに…。」
砂粒ほどもそんな記憶はない。
「銃で撃ち抜かれたあの痛み…忘れられへんねん。」
えっ?!
それは身に覚えがあるんだけど
それって欠片も甘くないよね?!
全力で、鉄錆の味とかそんな夜だよね?!
「知人かもしれないけど、キモいから滅するわ…。」
ラウザはげっそりした顔で二本の刀を構える。
げっそりした顔だけど殺気だけはキレッキレだ。
どういう精神状態なのか、後で感想聞いてみたい。
あれ?そういえばイルルが見当たらないな。
さっきまでラウザの横にいたような。

