勇者34歳

俺はリストから残りの潜入メンバーを探す。



高等科。女子(疑義あり)。
金髪。短髪。
絶世の美少女まさに天使。
モグリ。

レグナくんだ…。



大学課程。男子。
短髪。額に絆創膏。
とりたてて特徴なし。
モグリ。

…俺だ…。



なんていうか早速全員洗い出されてるじゃん。
色々とダメだろこれ…。

他にも大量にあったのでぱらぱらと斜め読みする。



職員の資料も眺める。

学生の資料より、かなり少ない。

「理事長…?」

さっき廊下ですれ違った美女だ。

「しかし、密偵部ってすごいのな…。」

「学生だけで色んなことをやってて、警備隊も高等科以上の学生がやってますよ。」

「ありえないくらい何でもやってるんだな。」

もう何に驚いたらいいのか
わからないくらいの驚愕だ。