「最近あの子見ないな。」
「モグリの子なんじゃないの?」
「いや、ちゃんと学生証あったけど。」
「あの子見ないと生きてる気しないよ、マジ可愛いんだから。」
「のんきだなぁ…。」
「遠くから見てるだけで幸せ。」
「でも、高等科に絶世の美少女が現れたらしいぜ。」
「マジで〜?」
頭の中がお花畑だな。
まぁホントに若いんだから仕方ないか。
「はいはい隣、お邪魔しますよ。」
聞き慣れた声がした。
「JJ。」
「はかどってますか?」
「うん。ナタ様がね。」
俺は視線でナターシャさんを追う。
JJは
遺憾なくコミュ力を発揮する
ナターシャさんを見て少し驚いたけど
すぐに俺を見て話し始める。
「最近学内に現れた人に焦点を当てて調べてみたんですよ。…ターゲットは人前に姿を現していない可能性もありますけど。」
JJはそう言うとリストを渡してくれた。
「うわ、山ほどいるんだな…。」
「密偵部に頼んだらプロに近い仕事をしてくれたので。」
「なんだその部活、何してんの。」
「スパイごっこや探偵ごっこしてるみたいですね。」
「●●ごっこってレベルじゃねぇだろこれ…。」
推定年齢と見た目と性別で記述されている。
早速、どこかで見たような記述を見つけた。
中等科(疑義あり)、女子(疑義あり)…
短髪。直毛。
突然現れた神童、モグリ確定
髪の色と目の色と制服の特徴から
間違いなくイルルのことだとわかる。
なんか既に色々とばれてる…。
高等科、女子
銀髪、くせ毛。
プリンセスナターシャに激似
モグリ。
これは…ナターシャさんだな。
高等科、男子
長髪、直毛。
オカルト研究部に直行
モグリ。
…これラウザ?
高等科、男子
茶髪、延々と学食にいる
ずっと1人でニヤニヤしててキモい。
モグリ。
…リーヴェか…。
「この調査結果ってすぐ学校に出んの?」
密偵部とやらが
すぐにこのリストを学校に出したら
潜入作戦はオシマイである。
「いえ、学校側が密偵部にお金を払わない限りは提出されませんよ。」
「がめついな、密偵部。」
世の中には変な部活もあるもんだな…。
「モグリの子なんじゃないの?」
「いや、ちゃんと学生証あったけど。」
「あの子見ないと生きてる気しないよ、マジ可愛いんだから。」
「のんきだなぁ…。」
「遠くから見てるだけで幸せ。」
「でも、高等科に絶世の美少女が現れたらしいぜ。」
「マジで〜?」
頭の中がお花畑だな。
まぁホントに若いんだから仕方ないか。
「はいはい隣、お邪魔しますよ。」
聞き慣れた声がした。
「JJ。」
「はかどってますか?」
「うん。ナタ様がね。」
俺は視線でナターシャさんを追う。
JJは
遺憾なくコミュ力を発揮する
ナターシャさんを見て少し驚いたけど
すぐに俺を見て話し始める。
「最近学内に現れた人に焦点を当てて調べてみたんですよ。…ターゲットは人前に姿を現していない可能性もありますけど。」
JJはそう言うとリストを渡してくれた。
「うわ、山ほどいるんだな…。」
「密偵部に頼んだらプロに近い仕事をしてくれたので。」
「なんだその部活、何してんの。」
「スパイごっこや探偵ごっこしてるみたいですね。」
「●●ごっこってレベルじゃねぇだろこれ…。」
推定年齢と見た目と性別で記述されている。
早速、どこかで見たような記述を見つけた。
中等科(疑義あり)、女子(疑義あり)…
短髪。直毛。
突然現れた神童、モグリ確定
髪の色と目の色と制服の特徴から
間違いなくイルルのことだとわかる。
なんか既に色々とばれてる…。
高等科、女子
銀髪、くせ毛。
プリンセスナターシャに激似
モグリ。
これは…ナターシャさんだな。
高等科、男子
長髪、直毛。
オカルト研究部に直行
モグリ。
…これラウザ?
高等科、男子
茶髪、延々と学食にいる
ずっと1人でニヤニヤしててキモい。
モグリ。
…リーヴェか…。
「この調査結果ってすぐ学校に出んの?」
密偵部とやらが
すぐにこのリストを学校に出したら
潜入作戦はオシマイである。
「いえ、学校側が密偵部にお金を払わない限りは提出されませんよ。」
「がめついな、密偵部。」
世の中には変な部活もあるもんだな…。

