「驚かせたかったみたいなんだが、もうすぐ日付が変わっちゃうな。」
「いいんじゃないかのぅ、ホントは明けてからが誕生日だし。」
えっと。そうだっけ?
「今ごろ広場では生誕祭の花火を眺めてると思うがのぅ。」
ナターシャさんがそう言ってしばらくすると
花火があがった。
「にゅわ。」
イルルが変な声を出して起きる。
イルルが起きたのに釣られて
リーヴェも起きた。
「な!なななな、な、ナタ?!」
イルルが珍しく
すっきり目覚めたようだ。
多分、イルル的にはどっきりなんだろうけど。
「誕生日おめ。」
「ナタさんおめ。」
イルルとリーヴェが
やっと人語を話した。
「ありがとのぅ。」
「えぇと、その。」
イルルが珍しく歯切れが悪い。
様子を見ていたら
リーヴェ、言えよ!
イルルの案だろ?
とこづきあい始めた。
正直、
元織工ギルドの2人組が
疲労困憊ですぴすぴ寝落ちしてて
さらに床に散らばる糸屑だとか
小さな端切れを見れば
何を言わなくとも
ばれると思うけど
どうなんたろう。
「プレゼントがあるってさ。」
あまりにはっきりしないので
俺が勝手にナターシャさんに言った。
「うむ、知っとるよ。ありがとのぅ。」
ナターシャさんはニヤリと笑う。
「イルルは毎年隠し事が下手だからのぅ。バレバレなんだのぅ。」
そう言うと床の糸屑を拾って
イルルとリーヴェに見せるナターシャさん。
イルルは黙りこんでしまい
リーヴェはニヤニヤしている。
「いいんじゃないかのぅ、ホントは明けてからが誕生日だし。」
えっと。そうだっけ?
「今ごろ広場では生誕祭の花火を眺めてると思うがのぅ。」
ナターシャさんがそう言ってしばらくすると
花火があがった。
「にゅわ。」
イルルが変な声を出して起きる。
イルルが起きたのに釣られて
リーヴェも起きた。
「な!なななな、な、ナタ?!」
イルルが珍しく
すっきり目覚めたようだ。
多分、イルル的にはどっきりなんだろうけど。
「誕生日おめ。」
「ナタさんおめ。」
イルルとリーヴェが
やっと人語を話した。
「ありがとのぅ。」
「えぇと、その。」
イルルが珍しく歯切れが悪い。
様子を見ていたら
リーヴェ、言えよ!
イルルの案だろ?
とこづきあい始めた。
正直、
元織工ギルドの2人組が
疲労困憊ですぴすぴ寝落ちしてて
さらに床に散らばる糸屑だとか
小さな端切れを見れば
何を言わなくとも
ばれると思うけど
どうなんたろう。
「プレゼントがあるってさ。」
あまりにはっきりしないので
俺が勝手にナターシャさんに言った。
「うむ、知っとるよ。ありがとのぅ。」
ナターシャさんはニヤリと笑う。
「イルルは毎年隠し事が下手だからのぅ。バレバレなんだのぅ。」
そう言うと床の糸屑を拾って
イルルとリーヴェに見せるナターシャさん。
イルルは黙りこんでしまい
リーヴェはニヤニヤしている。

