勇者34歳

イルルの病室までは、
まだ子供のメイドさんにバトンタッチされた。

ていうか

ここまで至れり尽くせりで
パシりに使うなら
一番大変なところをカバーしてくれよ。

教会につくまでの道とか!

部屋まで戻ると

リーヴェはなんかのリストみたいなのを持ってて
イルルはすごい勢いで布を切ってた。

「やっと帰ってきたか。おつ。」

イルルは俺の方を見もしないで言う。