デルフさんに教えてもらったとおりに歩いていくと
ちゃんと教会があった。
だがデルフさんは王都警備隊だ。
なぜデルフさんが
プラティナム自治区の地理にまで詳しいのかは、
よくわからない。
教会には井戸とか池とかがあって
聖水をもらいに来た人たちで
賑わっている。
「ご自由にどうぞ」
の立て看板があったから
勝手に教会の井戸から聖水を汲む。
ビンとか置いてあるし
とても親切な設計で
自治区の治安のよさがわかる。
しかし
この高度文明を保持する自治区において
未だに井戸というのは
あまりにもミスマッチな気がした。
「今時、井戸ねぇ。」
「あぁ、やっぱりあなたもそう思いますか。」
民間人に紛れていた神官が
俺に話しかけてきた。
神官は俺のオデコを見た。
「勇者様でいらっしゃいましたか。」
そうですけど何か?
オデコ見られただけで
勇者とわかるのは面倒だな…。
「ご不便をおかけして申し訳ありませんが、この井戸は自動で動くのであまりお気になさらず。」
…。
なんか技術が発展する方向間違ってないか?
俺の気のせいか?
井戸の前に立つと
機械音がして勝手に水が入ったバケツが現れた。
ま…まぁ、いいや。
ちゃんと教会があった。
だがデルフさんは王都警備隊だ。
なぜデルフさんが
プラティナム自治区の地理にまで詳しいのかは、
よくわからない。
教会には井戸とか池とかがあって
聖水をもらいに来た人たちで
賑わっている。
「ご自由にどうぞ」
の立て看板があったから
勝手に教会の井戸から聖水を汲む。
ビンとか置いてあるし
とても親切な設計で
自治区の治安のよさがわかる。
しかし
この高度文明を保持する自治区において
未だに井戸というのは
あまりにもミスマッチな気がした。
「今時、井戸ねぇ。」
「あぁ、やっぱりあなたもそう思いますか。」
民間人に紛れていた神官が
俺に話しかけてきた。
神官は俺のオデコを見た。
「勇者様でいらっしゃいましたか。」
そうですけど何か?
オデコ見られただけで
勇者とわかるのは面倒だな…。
「ご不便をおかけして申し訳ありませんが、この井戸は自動で動くのであまりお気になさらず。」
…。
なんか技術が発展する方向間違ってないか?
俺の気のせいか?
井戸の前に立つと
機械音がして勝手に水が入ったバケツが現れた。
ま…まぁ、いいや。

