「まぁまぁぽこさん。」

リーヴェが俺をなだめる。

「当初の目的。飛空車。」

それリーヴェが
運転したいだけだよな?!

「足疲れた〜宿〜…。」

ツキヨさんの足は限界突破したようだ。

明日歩けるんだろうか…。



俺は町人Aに宿屋の場所を聞き、
荷物を置くことにした。



似顔絵のせいか、
俺が道行く町人たちにじろじろ見られてる気がする。

それとも鼻毛でも出てるんだろうか。

俺は
こっそり鼻毛が出ていないことを確認する。

鼻毛が出ていないことに安心した。
鼻毛さえ出てなければ何も恐れる必要はない。
じろじろ見られても堂々と歩いた。