「べ…別に。仲間を失うツラさなんて、もう誰にも味わってほしくないだけです。イルルさんはどうでもいいけど。」

レグナくんって…素直じゃないな…。

不器用すぎるレグナくんを見ていると
若い頃を思い出す。

「さて、そろそろ表向きの作戦会議だな。」

「そうじゃのぅ、プラティナム自治軍とシルティア正規軍のボスを呼んでもらうかのぅ。」

ナターシャさんが3回手を叩くと

身分は高そうだけど
一般兵の少女が2人現れた。
それぞれ正規軍の制服と
自治軍の制服を着ている。

「シルティア正規軍のボスとプラティナム自治軍のボスを呼んできてくれないかの?」

少女たちは敬礼すると
会議室を出ていった。

「ナターシャさん、イルルの写真をばらまいて、生け捕りにしたら報酬をとらせるってのも効果的だぞ。」

リーヴェからナターシャさんへのアドバイス。

「戦闘中で生きるか死ぬかのときに敵の顔を見分けられるとは思わないけどのぅ。」

そんなことを話してる間に
各軍の偉いヒトがやってきた。