「ずっと前の勇者から受け継がれてきたリングなんですけど。」
天使は俺の目の前に
多分ミスリルでできた指輪を出す。
白っぽい石がついていて
石の中には
俺のオデコにあるアザと
同じ模様が入っている。
「これを持って、南の、光の神殿に行ってください。」
行ったら何が起こるんだ?
「魔王と対峙できるだけの光の加護が受けられます。」
「それってぽこぽんだけ?」
イルルが
口を開いたから焦ったけど
まともなことを聞いたし
それは俺も聞きたかったから
まあいいや。
「光の精霊に選ばれたヒトだけですよ。」
「なんで都合よく指輪だけ受け継がれてきたんだ。」
リーヴェの疑問は当然だ。
俺も納得できない。
話ができすぎている。
「人間界が荒れ始めて50年、何人もの勇者が辿った道ですよ。宝箱が開いてないわけがないでしょう?イベントが終わってないわけがないでしょう?」
俺には君らをなんとかしろって
イベントが発生したけども、
確かに宝箱は絶望的だ。
天使は俺の目の前に
多分ミスリルでできた指輪を出す。
白っぽい石がついていて
石の中には
俺のオデコにあるアザと
同じ模様が入っている。
「これを持って、南の、光の神殿に行ってください。」
行ったら何が起こるんだ?
「魔王と対峙できるだけの光の加護が受けられます。」
「それってぽこぽんだけ?」
イルルが
口を開いたから焦ったけど
まともなことを聞いたし
それは俺も聞きたかったから
まあいいや。
「光の精霊に選ばれたヒトだけですよ。」
「なんで都合よく指輪だけ受け継がれてきたんだ。」
リーヴェの疑問は当然だ。
俺も納得できない。
話ができすぎている。
「人間界が荒れ始めて50年、何人もの勇者が辿った道ですよ。宝箱が開いてないわけがないでしょう?イベントが終わってないわけがないでしょう?」
俺には君らをなんとかしろって
イベントが発生したけども、
確かに宝箱は絶望的だ。

