勇者34歳

俺とイルルとナターシャさんで
話し合った結果
魔族は縛って転がしておくことにした。

しばらくしたらリーヴェが起きた。

イルルがあれだけ騒いだのに
我関せずで惰眠を貪れるのは
大物だからか?
ありえないくらいの鈍感だからか?
単に疲れていたのか?

ちょっと気になったけど
理由はどれでもいいから

「おは。」

ってだけ言う。

「…おは。…モク。」

リーヴェはタバコを吸いたいらしい。

起きたらタバコって
喫煙者にとっては割と普通の欲求だ。

ついでに俺とイルルも
タバコを吸うことにした。

部屋の中はタバコ厳禁らしいので
ベランダに出る。
3人でぞろぞろと出る。

すー。

はー。

煙を吐く。

あー生き返る。