勇者34歳

「まだ5時だぞ…。」

イルルがぶちぶちと文句を言う。

「とは言っても軍の朝は早いからな。」

リーヴェがイルルをなだめる。

「じゃあイルルをつれてく。」

そういえば、昨日イルルは
正規兵の詰所には行っていない。



俺が室内に戻ると
ナターシャさんが出かける用意をしていたが
くあ〜とあくびをする。

「じゃあ行きますかの。」

あくびをしていた割には
しっかりとした足取りで
宿屋の階段を下り外に出た。



しかし
リーヴェは
俺とイルルとナターシャさんに対しては
何をすればいいのか決めていったが

リーヴェは何をするつもりなんだ?