勇者34歳

「で、宿屋についてマイルに馬車借りてきてもらって今に至る。」

いつの間にか指示してたのか。
貨物馬車とかよく借りれたな。

「変態ロゼの家がこのへんだしね。」

マイルといつもつるんでるロゼか。

「オカン王都に行くんだな。」

あれ?何も言わなかったがなんで知ってる?

「すれ違った。」

手間は省けたが
正規軍に追われる我が子を見て
ツキヨさんは何を思ったのやら。

「親の顔が見てみたいとかブチブチ言ってた。」

ツキヨさん、鏡見てください…。