嘘吐きなその唇で




ね?非の打ち所がないでしょ?



だから、反吐が出る。



どうして、皆は上辺だけって分からないんだろう。



『(気に食わない)』



彼を睨んでいると、最悪なことに目が合ってしまった。



「灑良さん。険しい顔しているけど大丈夫?」



『(あー……ほんと最悪)』



一気に私へ視線が集まる。



「あっ!もしかして、俺の顔に何か付いてる?」



彼は可愛らしく小さく首を傾げる。