heart and cold~私には貴方だけ~【完】





「大丈夫だよ。」



笑って平気アピールをしてみる。



「熱は?」



「ちょっと微熱。だけど大丈夫。だるさも鼻水も咳もないし、今日は一日中家にいるから。」


「本当に大丈夫?無理しないでよ。ママが家事やっとくね」



「駄目だよ。お母さんこそ無理しないで、あたしがのんびりやっとくから」



もうそろそろ行かないと!って言って急かした。



「じゃあ…ごめんね。お願いね…」



行ってきます。いってらっしゃい。といつもと逆で、あたしがお母さんの背中に向かって言った。



お母さんに負担をかけるわけには行かない。