───壊したくない… 好きなのに俺はまっすぐ璃花を抱きしめに行かずに、華奢な背中を見つめた。 何を考えているんだろう。 俺のこと、思ってくれている? 璃花の心に少しでもとどめて欲しい。 もしかすると昨日一緒に帰れなかったから、嫌いになったりするんじゃないか。 そんなことばかり考える俺は… 彼女の小さな背中を包みたくて仕方ないのに、 自分勝手な臆病に負けていていいのだろうか。