速やかに席に着くと、前の席の長野さんが振り返ってきた。 「櫻坂くんと一緒なんてラッキーだね!いいなぁ~」 そう思えるような距離だったらどれほど気が楽だろうか… 「そうでもないですよ…」 正直に引きつった笑顔をした。 長野さんなら気づかないだろう。 「それでは、その他の係を決めます!」 今日は気がかりなことがあまりにも多くて、また思考の海に呑まれる。 ボーッとした頭で、はるき君の訳の分からない行動の意味を考えていた…────