heart and cold~私には貴方だけ~【完】






だからなにって?



そんなに軽いことじゃないのに。



「そんなこと、もうとっくに過ぎたことだろ?お母さんはそのときとても苦しんだかもしれない。でも、今は元気に生活してる。璃花を大切に思ってる。きっとお母さんだって、璃花を悲しませないように、健康管理に気をつけたりしてる。…自分を大切にしてる!」



はっとした。



「璃花が、自分を大切にしなくてどうするんだよ!お母さんが大切に思ってくれてるのに、過去に捕らわれて自分を傷つけてばかりいて…どうするんだよ!」



そうか…



あたしは…お母さんに失礼なことをしているのか…



あなたがくれたこの体と心を傷つけてばかりいるなんて…



お母さん、ごめんなさい。



「てか、璃花はさっき『後悔して自分を責める』俺を許すって言ってただろ?」



「はい…」



イタいところを。



「じゃあもう許せ。」



命令は嫌いな方なのに、不思議と嫌じゃなくて。



「はい。」



むしろ顔がほころんだ…