heart and cold~私には貴方だけ~【完】





「いや…『はい』じゃなくて、器…」



はるき君が持ってる器に両手を伸ばしても避けられる。



変わりに



「いいから。はい。口開けて」



あたしの口に、はるき君がスプーンにすくってくれたお粥が迫る…!



「いいって!自分で食べられるから!」



迫るスプーンから逃れるべく、後ろにずれていくあたし。



「病人は黙って食べろよ」



ぐいぐいこっちに迫るスプーン…とはるき君。



すぐに背中に壁が来て、もう逃げられない。



「大人しく食べろよ」



ほら。と差し出してくる。



「~~~~!」



目をぎゅっとつぶって、お粥を口で受け取った。



恥ずかしいどころじゃない!



こんなことしたこと無いわよ!


もうはるき君の顔見られない…