空飛さんに言われた言葉が俺に重く響いたのと小春の不安そうな顔を見て俺は帰らざるを得なかった……

小春から俺の記憶だけが、消えたなんて……

嘘だとしたい。

冗談だと言って欲しい。

あの春の日小春と喧嘩しなかったらこんなことにはならなかったんだよな…。

いや、桜を見に行った日に俺がゆうと話さなかったら小春と喧嘩することにならなかったのに…。