「桜……ごめんね…」

「謝るな」

桜はゆっくり誰もいない大きな桜の木の元へ歩いて行く。

そして桜は大きな桜の木の元へ着くとあたしに顔を合わせないまましゃがみ込んだ。

「桜?」

「帰んねぇーよ」

桜が桜じゃないみたいだよ……