「小春どした」

「嫉妬してるのは……あたしだけじゃない……って知って……つい…」

「そっか。ごめん」

桜が悪いわけじゃないよ?

だから謝らないでよ………

そのとき、ふわっと桜の優しい香水の匂いが強くなった。

「俺恋愛は不器用だけど、小春をずっと愛したい」

耳元でささやかれた優しい声と背中にまわされた桜の腕にあたしは、抱きしめられてることを実感する……