次の日から逢崎を、無視しようと試みると、逢崎は、話しかけてこなくなった。でも、少しだけごめんなさいと思っているあたしもいた。

だけど、これでいいんだよね。

だって、嫌いな人だもん。



…それから、約10日の日にちが過ぎて、
クラスともすっかり慣れた頃。

「美玖ぅ、昨日バイトで失敗しちゃった
よぉ。」

「何したの?」

「注文間違えてもってちゃって…」

「そのくらい大丈夫だよ?」

「美玖の言うとうりだよ?小春気にしす
ぎは、よくないんだよ?」

「うん…」