桜フレーク

「申し訳ありませんでした」

「山村さん。ありがと」

顔を上げるとコップを5つ持った逢崎がいた。

逢崎いつの間に……

さっき部屋の方に行ったばっかりなのに。

バクバクと心臓が音を立てて速くなっていくのが分かっちゃうぐらいにうるさい。

「山村さん、髪にゴミついてる。取ってあげるから、頭寄せて?」

「ふぇ?はい」

うぅーー。 恥ずかしいよーーーー。