「なぁ花梨」


「何?」


突然結城が真面目な顔をした。


「花梨、俺が一流のモデルになったら結婚してください。」


「え!ちょっ、顔上げてよ!どうしたの?」


結城は耳元で


「プロポーズだよ」


って言った。


「プロ、ポーズ?」


「うん」


あたしの頬に涙がつたった。


「花梨、嫌だった?」


「え!違う!違うのぉ〜、ヒック・・・」


「じゃあなんで泣いてる?」


「嬉しくてっ・・・」